いきなりすぎて、驚愕するかもしれません。
ですが、世間一般で認知されている“事実”をお伝えしましょう。
「マイホームは購入するな!」
しかし、それでも私はマイホームを購入しようと決意しました。
今回の記事は、その購入を決意した経緯についてまとめてみました。
この記事は次の方に向けて発信しています。
- マイホームを購入しようと考えている方。
- マイホームか、賃貸かで、迷われている方
マイホームは「負債」
まず前提として、ここで使用している「マイホーム」という言葉は、注文住宅や分譲マンションの購入を指します。
「マイホーム」と言葉を対に使用するものとして「賃貸」を挙げていきます。
そして冒頭で述べたように、世間一般的に言われていることは「マイホームの購入はするな」です。
これは、お金の損得だけで考えた場合、ほとんどのマイホームが「負債」になってしまうからです。
しかし、不動産屋は「負債」としての価値観を否定します。
私の経験上、不動産屋が使うテクニックとしては、次のように言いくるめることが多いです。
「賃貸って大変じゃないですか?」
「だって○○さんは、毎月10万円の家賃を払っているんですよね?」
「それを10年払い続けてみてください。○○さんの手元には何も残らないですよね?」
「同じぐらいのローンを組んでマイホームを購入してみてください。○○さんの手元には、払った分だけ、きちんと資産が残りますよ。」
「だから賃貸より、マイホームがお得です!」
このように言われると、『確かに、毎月の家賃をマイホームの費用に当てたほうが良いな。』といった心理状態になります。
しかし、そう思ってしまったら最後。
不動産屋の口車にまんまと乗せられてしまっています。
経済的自由の損失
冷静に考えてみましょう。
マイホームを購入した“あと”のことを。
マイホームを購入したあと、ローンの支払い以外にも発生するものがあります。
そこに発生するのは、「税金」です。
「マイホームという物件を購入する人は、生活が豊かな人だ」
国はそのように決めつけ、そこに税金を発生させる仕組みを作っています。
具体的には、不動産取得税や固定資産税といった税金です。
しかも、固定資産税は毎年発生します。
これは、車の自動車税と同じ原理ですね。
支払いは、毎月の住宅ローンや、毎年発生する固定資産税だけではありません。
マイホームは雨風にさらされ、年月と共に経年劣化してきます。
それを補強する修繕が新築後15年以降に発生するのです。
屋根の張り替え、外壁の張り替え、外壁の塗装等などの修繕費用が発生するのです。
その修繕費は、およそ300〜500万円と言われています。
つまり、資産としての価値がどんどん下がっていくマイホームに対して、私たちはお金を支払い続けていくことになります。
最終的には土地の価値しか残らないのにです。
以上のことから、マイホームは「経済的な自由になり得ない」と言わざるを得ず、このことから、「マイホームは購入しないほうが良い」という結論に辿り着くことができます。
マイホームを購入した理由
しかし、それでも私はマイホームを購入しようと決意しました。
その理由は、“安心感“です。
実家に帰ると、妙な“安らぎ“や“温もり”を皆さんは感じたことはありませんか?
私は学生時代一人暮らしをしていましたが、実家に帰るのは1年に1度、ちょうど年末だけ帰省していました。
実家に帰省をすると、そこには信頼できる家族がいて、また幼少の頃過ごしてきた懐かしい周辺環境があり、それらが相まって居心地の良い“安心感“に包まれるのです。
喧騒とした社会に身を置いても、実家に帰れば、母の手料理が待っている。
将来、私と相方との間に子供が授かれば、その“安心感”を子供に与えてあげたいと思ったのです。
「帰る場所があるんだよ」という“安心感”を、子供に与えてあげたいと思ったのです。
先に述べたように、マイホームは資産としての価値は下がってしまいます。
経済的な自由を獲得することが難しく、見方によってはマイホームは「負債」となってしまうかもしれません。
しかし、それでも私は“安心感”を手に入れ、子供にもそれを与えてあげたいと思ったので、マイホームを購入しようと決意しました。
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